アメリカ中間選挙で実質トランプ政権にノー
2018.11.07
政治
0コメントアメリカ中間選挙は、過半数は上院が共和党、下院が民主党という結果になった。これは大方の予想通り。
ねじれ現象になったが、実質民主党の勝利だと思う。
アメリカ中間選挙は下院が全議席の改選で、上院は2年毎に三分の一ずつの改選が行われる。日本で言えば、下院の選挙は衆議院総選挙で、上院は3年に一度半数が改選される参議院選挙と考えると理解しやすい。
今回の選挙で、上院(議席数100)は改選前共和党系51議席、民主党系49議席のうち、民主党系の改選は26議席、共和党系の改選はわずか9議席。ということは、非改選数は共和党42議席と民主党23議席。単純に考えて、改選35議席の9議席以上とれば共和党の過半数が決まる。逆に民主党は28議席以上取らなければ過半数にならない。ということで、上院の過半数は比較的簡単に取れたということになる。
定数435(任期2年)議席の下院は改選前、共和党が235議席で民主党が193議席、空席が7議席。過半数は218議席なので、大幅に議席を伸ばした民主党が国民の総意だった、と僕は結論付ける。
これで民意を受け取り、トランプ大統領が方向修正を試みればいいのだが、益々先鋭化しないかが不安の種だ。