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編集長ブログ

今年もコブにはまる

2019.01.29

日常

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先週末、今シーズン初めてスキーに行った。僕はスキーでもコブを滑ることにしか興味がない。

誤解なきように言うが、決して上手い訳ではない。下手の横好きだ。自分の技量くらいわかっている。でも、コブを滑りたいのだ。不格好だが、コブ以外の斜面であれば、どんな斜面(整地されていれば)でも滑ることはできる。だからなんのアドレナリンも出ない。どうしてもコブを滑りたいのだ。

年々一つづつ老けていき、体力も落ちてきているのだから、上達もしないコブ斜面など辞めればいいのに、と自分で思うこともしばしばだし、八海山のコブ(日本で有数に難しい)に飛ばされるたびに、もうやめようかな、と思うがやっぱりやめられない。

プライベートレッスンも何度も受けた。それでも左のターンが上手くできない。一つ遅れると、コブの制御は途端に利かなくなり、段々と高速になって飛ばされる。その繰り返しだ。体力も続かなくなり、心が折れそうになる。

昨年は同じ先生に三度も付いたのだが、思うことがある。いつもインストラクターたちは、基本から教えてくれる。それはそれでいいのだが、パターンはいつも同じ。とても優しくいい先生だと思うのだが、プライベートレッスンなのだから、「佐藤さんは〇〇が出来ていないから、××をする練習をするといいですよ」と、滑りをみて矯正してくれないものだろうか。そのように注文すればいいのだろうが、気の弱い僕は、言う通りに滑ってみるだけ。

だけどできないのだ。そりゃ、小さくて軽いコブなら簡単に滑れるけど、深くて難しいコブをスイスイと滑りたい。

僕は左ターンの時に左足が少し離れていってしまう。この癖がどうしても直らない。分かっているならやれよ、と思うだろうが、高速で動いていて減速しようとするのに、怖くて足が揃えられないのだ。本当は腰を落として足を揃えたら、逆に減速できるのだろうが、体が言うことをきかない。それの繰り返しで左足を右足の方に持ってこようと何度もチャレンジしていた。

しかし、そうではなかったのだ。実は山側(内足)にある右足を、谷側(外足)にある左足に、コブを削りながら揃えなければならなかったのだ。字で書くと中々イメージが沸かないだろうが、人から見れば外側にある左足が離れて行っているように見えるのだ。実際は右足が寄っていけてないのだ。

僕は右利きなのだが、手も足も左の方が強い。そうなのだ。僕はいつも左足を中心に滑っていたことにようやく気付いた。何年も何をやっていたのだろう、、、

気付いたからと言って、次の瞬間に出来た訳ではないのだが。僕の挑戦は続く。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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