疑惑の河井夫妻ようやく姿を現す
2020.01.20
政治
0コメント公職選挙法違反の容疑で捜査を受けている河井夫妻(容疑は妻の案里氏陣営)がようやく公の場に姿を見せた。
昨年、河井氏はこの疑惑が報じられて、法務大臣を辞任している。
たかだか1万5千円の話だろ、という人もいるし、金額に関してはその通りなのだが、国会議員とは法律を作る人たち。その人たちが公職選挙法という、国会議員の基本中の基本である法律が守れなかったのであれば退場だ。
先ずは、国会議員としての資格があるかどうか、選挙での振る舞いを法律で定められたものが公職選挙法である。ほんの少しであったとしても、根幹を守れなかった人が法律と作るとはお笑い種だ。小さなことも守れない人は大きいことも当然守れない。
他にも運動員に現金86万円を渡した疑惑も持ち上がっている。逆に今どきこんな選挙をやっていたのかと、呆れてしまった。
夫の克行氏の事務所も家宅捜索を受けている。何らかの関係があると広島地裁は判断したのだろう。疑惑の秘書は案里氏が参議院議員になる前までは、克行氏の秘書だった。克行氏は直近まで法務大臣を務めていたのだから、二重のお笑い種である。
克行氏はこの疑惑で法相を辞任してから、案里氏とともに雲隠れ。国民への説明がないまま、「関係者に迷惑をかけたので深くお詫びする」とのコメントを発表。いつも思うのだが、国会議員は国民の負託を受けたもの。国民に深くお詫びするのが先ず最初だろう。
やっと公の場に姿を現したが、「捜査当局に全面協力し、コメントは差し控える」と語る。当局に協力するのは当たり前。その証言が法的にも重要になるのだから。だからといって、国民に何の説明をしないというのは理由にならない。捜査当局に話すことと同じことを正々堂々と語れば宜しい。
これでは疑惑が晴れることはない。
案里氏は「日本を変えたい」ので議員辞職の考えはないと話した。どう日本を変えたいのか。疑惑を抱えても堂々と国会議員をやれる日本に変えたいのだろうか。三重のお笑い種である。