返済不要の奨学金
2016.03.19
政治
0コメント民主党が参議院選挙の公約に
「返済不要奨学金制度」を掲げるという。
まず、参議院選挙は例え過半数を獲得したとしても、
政権が取れるわけではない。
参議院選挙が終わっても、継続的にその公約を掲げて
衆議院選挙の時に、もう一度民に問うというのな分かるが、
いずれにしろ、野党だけではどんなに選挙に勝っても実現は不可能だ。
格差がそのまま教育レベル格差にも反映されている
現状を考えたら、返済不要の奨学金、というのは
意味もあるものだろう。
でも、安易に作るのは反対だ。
奨学金は借り入れだからほとんどのものに利息が付く。
学校を卒業して、本人が返していくのだが、延滞や焦げ付きも多い。
借りたものは返さなければいけない、という社会常識を植え付ける意味でも
学業優秀者や、低所得者などに限定するべきだし
それよりも、マイナス金利下の今こそ
無利子の奨学金を増やしたらどうか。
もしくは、半額給付や、その成果によって、返済を削減するなど
細かい規定を作ってあげた方が、公平性からも良い気がする。
格差是正は必要だが、資本主義社会において
努力した人が報われるようにしなければ
活力が生まれない。
大衆迎合にならず、野党は粛々と国民全体に
「それならば、あなた方に任せたい」と思われる施策を
挙げていくべきだ。