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編集長ブログ

あばら骨骨折は痛い

2019.05.13

その他

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ゴールデンウィークに京都旅行をした。初日、ホテルに向かうタクシーの中に携帯電話を落としてしまった。

領収書は必ず貰うようにしている。書かれている番号に掛けたのだが、ファックスと一体型の電話で直ぐにファックスに切り替わってしまう。会社のホームページはない。有限会社と書いてある。想像するに小さな会社で、従業員もほとんどいないような会社なのだろう。せめて留守番電話にはして欲しかった。配車など頼まれることもないのだろう。運転手さんはもう80歳に手が届く、と言っていた。

フェイスブックに窮状を載せたら、なんと京都の知り合いが営業所を調べて車で向かってみると言ってくれた。翌日自分が行くつもりだったのだが、甘えてみることにした。そしたらなんと、彼が営業所に着いたら、丁度僕が乗っていた車が帰ってきたらしい。車の中を探し回ったら、ドアと車の間に落ちていたということで、ちょっと間違えば車外に出てしまったとのこと。取りに行ってくれた人には感謝もしきれない。最近は携帯がないと本当に不便になった。なんと、宿泊先のホテルにまで届けてくれた。

次の日、宿泊施設で下の階に降りようと外の階段を使ったのが間違いだった。雨が降っていて、滑りやすくなっていたのだ。下に降りようとしたら、靴の裏がするっと階段の角を滑って、何の受け身もできずに尻もちのような形で、左の脇腹を打ち付けた。息が出来ないし、吐き気もする。瞬間、これは肋骨を折ったな、と自覚した。

とにかく痛い。何が苦しいって、固定することもできずにそのままでいるしかないことだ。手や足の骨折であれば、ギプスなどで固定もできるが、肋骨はサポーターを巻くくらいしかできない。咳をしても、くしゃみをしても寝返りをうっても、はたまた鼻をすするだけでも激痛が走る。眠れない苦しさだ。痛み止めを買ってきて飲んだが、まるっきり効かない。

寝返りや、起き上がることが苦痛なので、横になりたくない。帰京した後、休日空いている総合病院でレントゲンを撮ると「肋骨の11番が折れてますね。あ、10番も折れてるわ。でも内臓に疾患もないようだから、手術もできないし」と。僕は「痛みを耐えるしかない、ということですよね」と聞くと、「そうです」と笑いながら先生は答える。

階段を不注意に降りた自分を責めても仕方がない。頭を打たずに済んでよかった、と思うようにした。散々な休みだった。

因みに、随分と痛みは引いたが、それでも変な格好をしたりすると痛い。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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