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編集長ブログ

政治は結果責任。

2021.01.07

政治

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新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

とは言っても、新年早々の緊急事態宣言であまりおめでたい気分ではありませんが。

さて、昨日記者会見で二階自民党幹事長が「緊急事態宣言は適切な判断。後からは誰でも何でも言える。真剣に取り組んでいる」との発言があった。

真剣に取り組むのは当たり前。国民の負託を受けた政治家なのだから。政治は結果責任だ。それをこのような言い回しをするとは言語道断。即刻引退して頂きたい。

因みに僕は再三、GOTOトラベルも止めたのだから、企業活動が止まる年末年始に緊急事態宣言を出した方がいい、と提言してきた。後から何でも言っている訳ではない。

そもそも、僕個人はコロナについて騒ぎすぎだとは思うが、このように小出しに後から出てくる愚策のせいで、余計に支障をきたしている。

GOTOもやるならやる、やらないならやらない、と決断できないから、中途半端にしかもギリギリになって二度も延期。そのせいで、うちの小さな旅行代理店はてんやわんや。キャンセル料など、航空会社や宿泊施設に払われるのみで、一銭の収入にもならない。ほんとにいい迷惑だ。

また、オリンピック・パラリンピックについても、イベント縮小の要請をしようというさなか「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらい。開催しないという考えを聞いてみたい」との発言も。

夏の事だから状況は分からない。しかし、過去最多のコロナ罹患者が出ている最中に言うセンスがわからない。僕も個人的にはオリンピックは開催してもらいたいと思うが、変異種が出てきたり、一向に収まる気配のないコロナ禍にあってする発言とは思えない。

まあ、ダダ下がりの内閣支持率ではオリンピックでもやって目をそらさなければならないのだろうが。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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