編集長ブログ

伊方原発運転差し止めに思う

2017.12.21

社会

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僕は原発推進派でもないが、反対派という訳でもない。
どちらでもいいという無責任でもないけれど。

福島原発の爆発によって、日本は原発への猜疑心が高まり、脱原発に向かっている。

それは仕方のないことなので、自然エネルギーにシフトするのか、火力に頼るかはこれからの技術革新を願うとして、応分のコストを国民全体で負担するのが筋だろう。

とはいえ、原子力安全委員会が第三者的に安全を確認した、現存する原発を止めるのは少し行き過ぎではないかと思う。

確かに周辺住民にとっては、死活問題になるので、その主張もわからなくはないのだが。

新たに日本に原発を作るのは、世論的に無理だとしても、耐久年数を超えていない原発は動かす方が現実的に思える。そして、少しずつ廃炉にしていくことを望んでいる。

伊方原発については、広島高裁が即時停止命令を出した。

その理由が130キロ離れた阿蘇カルデラで大噴火が起きないということは言えない、とのこと。

僕は専門家ではないのでその影響や確率はわからないけど、それなら中電の浜岡原発も富士山の大噴火の可能性を考えたらダメなんじゃないの?

そもそも火山帯の上にある日本では、原発は全て即時停止しろ、と言われてるような。

当然、司法の判断だから最優先にすべきだけど、どうもその理由がなぁ。

四国電力は異議申し立てをして、別の裁判官が判断をすることになっているけど。

いずれにしろ、資源のない日本がこの先のエネルギーをどうするか真剣に考えないといけないと思う。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
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