編集長ブログ

日本理化学工業大山会長の遺志

  • 2019.04.16
  • 社会

大山会長が常々仰っていたことがある。国が障碍者一人に掛ける補助金は年間およそ500万円。40年間支給されたとすれば2億円の計算になる。 働けること(必要とされること、褒められること、人の役に立てること)が幸せであるなら、その補助金を働けることに使えないだろうか、と。いつも訴えておられた。 確かに高度…

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日本理科学工業 大山会長追悼記 続き

  • 2019.04.15
  • その他

今でこそ、社内の7割超が知的障碍者の方で、それでも黒字経営を続けている日本理科学工業だが、初めは2名の知的障碍の少女の雇用からだった。それも、「かわいそう」だから。 僕はそのように正直に話をできる大山会長を本当に尊敬していた。人間そんなに簡単に割り切れるものではない。いろんな経験を重ねてきたからこそ…

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塚田副大臣に桜田大臣辞任、相次ぐ辞任という更迭

  • 2019.04.12
  • 政治

忖度発言に、被災地軽視の発言で罷免は当然だろう。 特に桜田氏に関しては失言が多過ぎる。日本人として、あんなのが大臣だと思うと恥ずかしくて仕方がない。 この前ある記者と話していたら、発言の上げ足を取り続けるメディアもどうかと思う、という意見があった。確かにそのようなこともあるが、今回は内容がひど過ぎる…

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経団連会長にびっくり

  • 2019.04.08
  • 社会

僕は原発反対派ではない。 しかし、中西経団連会長が、原発の新規増設を政策提言したのにはびっくりしたわ。 原発メーカーでもある日立製作所会長を兼務しながら、公(経団連)の立場を利用して(かどうかわからないが)、原発の新規増設を提言するとかこの人、所詮その程度なのだろう。 世論の流れがわかってない。まず…

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ゴーン容疑者再逮捕

  • 2019.04.04
  • 企業

普段はブログのテーマが中々見つからず苦悩するのだが、出てくるときはたくさん出てくるものだ。大山会長の続きを書きたかったのだけど、僕が一番注目している事件だから、ホットなうちに。 塚田国交副大臣の忖度発言もけしからんの一言で、文句を言いたかったのだが、今日はゴーンの再逮捕で。 昨日、旧知の新聞記者から…

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日本で一番大切にしたい会社 日本理化学工業の大山会長がご逝去

  • 2019.04.02
  • 社会

日本で一番大切にしたい会社と言われる日本理化学工業の大山会長が亡くなった。 僕が初めてお会いしたのは10年くらい前だったか。取材でお会いしたのだが、恥ずかしながら涙が止まらなかった。現職総理の鳩山氏が訪問した事で一気に有名になったが、知的障碍者が会社の七割を占め、それでも企業体として存続し続けている…

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新元号・令和

  • 2019.04.01
  • 社会

平成の次の新元号に令和が決まった。ヤフーニュースも一面はこの話題が全てだ。 駅では号外も配られていた。日本列島この話題一色だ。 日本人は古来聖徳太子の時代から、「和」という字を大切にしているのだろう。平成の前も「昭和」だったし。和を以て貴しとなす、というのは平和にもつながり落ち着きがいいように思う。…

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日産・西川廣人社長の責任は逃れられない

  • 2019.03.29
  • その他

ガバナンス改善特別委員会・西岡清一郎共同委員長「典型的な経営者不正。日産のガバナンスに改善を要する問題点があったことは明らか」との報告があった。 典型的な経営者不正で、ガバナンスの欠如、ということであれば、西川廣人氏他取締役の責任は逃れられない。取締役には善管注意義務という大きな任務がある。だから、…

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自民党総裁4選論急浮上

  • 2019.03.27
  • 政治

自民党総裁4選論が浮上している。発信元は二階幹事長だと思われる。前回、総務会長時に3選への道筋をつけ、幹事長に抜擢され今に至る。 二階派は領袖である二階氏が恒例ということもあり、総裁候補にはなり得ないし、派閥の中にも次期総裁候補と目される人はいない。43人と急成長した二階派の権勢を保つためには政権の…

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イチロー引退

  • 2019.03.22
  • その他

メジャーリーグのイチロー選手が引退した。 最後の試合を観戦できたことは幸せだった。 一昨年の暮れに、偶然イチロー氏とお酒を飲む機会に恵まれた。酒量もかなり多く、少し酔っていた彼はとても饒舌だった。テレビなどを見て持っていた印象とは180度違い、ユーモラスでとても明るかった。 それから、彼が神戸でほぼ…

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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