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インフレターゲットいんふれたーげっと インフレ目標政策、物価上昇率目標、インフレ・ターゲティング

中央銀行が物価上昇率(インフレ率)の目標数値を設定する政策。インフレ目標を達成するために、政府と中央銀行が足並みを揃えて行動し、中央銀行が通貨供給量(マネタリーベース)を大幅に増やして、通貨の価値を下落させることで物価上昇=インフレが起こるとする考え方。

中央銀行が目指す先を明示することで市場に方向性を示し、一定方向へ市場が動き出すことを目指している。

1999年から2005年にかけてデフレ状態にあった日本は、インフレターゲットなどの定量的な目標値を設定しない立場を取り続けていた。しかし、2006年に日銀は立場を変え、「中長期的な物価安定の理解(understanding)」を発表。2012年には「中長期的な物価安定の目途(goal)」へと進み、2013年に「物価安定の目標(Price Stability Target)」に変更し、2%という明確なインフレターゲットを示した。

1990年にニュージーランドで導入されたのを皮切りに、現在は20カ国以上で導入されているが、本来はインフレ抑制のための政策で、デフレ脱却のために導入したのは日本が初めて。

世界史を見たときに、デフレなんていう事態に見舞われた国はこれまでなかった。多少の上下はありつつも、世界全体が右肩上がりで発展して、それに伴ってインフレが続いていた。

日本だって、僕が生まれた1960年代から1990年代にかけて物価は上がっていた。ただ、バブル崩壊から現在まで経済成長が止まり、物価も上昇せず、資産価値は下落した。

中央銀行は物価の安定、特にインフレを抑えるのを目的にした組織で、インフレターゲットもインフレを抑制するための手段だった。つまり、ターゲットとするインフレ率に下がるまで、金融引き締めをするという市場へのメッセージだった。

それを、デフレ脱却を目指したアベノミクスと黒田日銀は、デフレ下なのにインフレターゲットを導入した。インフレ率が目標値に上昇するまで金融緩和を続けますよ、というメッセージだね。

中央銀行がインフレを期待するなんて、本来はあってはならないことなのに。 デフレ下のインフレターゲット導入なんて、世界初の事態だから、この先どうなるかわからない。いつ金融引き締めにするのか、出口戦略が難しいよ。

インフレになったとしても、コントロールが利かずに、ハイパーインフレになるのがオチじゃないの。そうなると長期金利は上昇し、資産価値は下落 する。劇薬に手を出してしまったんだよ、日本銀行は。

 2018.2.26更新

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