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Society5.0そさえてぃーごーてんぜろ ソサエティ5.0

情報化社会に続く未来社会の姿

仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより実現する、世界初の超スマート社会。狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)に続く未来社会の姿として、内閣府が発表した第5期科学技術基本計画で提唱された。

IoT(Internet of Things)ですべての人とモノがつながることで知識や情報が共有されるだけでなく、AI(人工知能)により、必要な情報が必要なときに提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差といった課題の克服も目指す。

例えば、医療分野では、各個人のリアルタイムの生理計測データをはじめとしたさまざまな情報をビッグデータとしてAIで解析。これにより予防検診やロボット介護が現実のものとなり、医療費や介護費などの社会的コストを削減し、医療や介護の現場での人手不足解消にもつながる。

2017年5月に経済産業省は「新産業構造ビジョン」を打ち出し、経団連も「Society5.0実現による日本再興」と題した提言を発表するなど、官民を挙げて超スマート社会の実現へ向けた取り組みが加速している。

重厚長大な経団連が果たしてどこまで先導できるか

Society5.0、超スマート社会の話を聞いていると、「鉄腕アトム」の世界がいよいよ現実のものになる、と思う。コンピュータ自身が考えて成長していくなんて話は、僕たちが幼いころはマンガの中の夢物語だった。でもそれが、現実のものになりつつある。ここまでくれば、AIが感情を持つというSF的な話も、あながち物語の世界ではなくなってくる。

経済界として産業の進歩は大歓迎。だから経団連もかかわっているのだろうけど、重厚長大な経団連が果たしてどこまで先導できるのか、疑問に思う節はある。経団連は、いろんな業界が集まっている組織で、皆、自分たちの業界の発展を優先するから、新しいことを推進するには不向きかもしれない。

経団連は昔、“財界総理”なんて言われていて、企業の発展だけでなく日本の明日を真剣に考えて、大局的な視点に立って、ときには政権に物申すようなこともあったけど、今は政府の御用聞きに成り下がっているからね。

IoTにしても、AIにしても、FinTechにしても、政府や経団連が音頭を取らなくても、社会はそれらのテクノロジーを活用して進化していくと思う。でも、グローバル市場で戦わなければならなくなっているから、政府が主導すれば、その旗の下に集結しやすくなるよね。その意味では、内閣府ができたおかげで、横断的に政策を進められるようになったのは、日本にとっていいことだと思う。

 2018.04.19更新

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