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セクハラせくはら セクシャルハラスメント、性的嫌がらせ

相手の意に沿わない性的な言動による不利益

男女雇用機会均等法による職場におけるセクハラの定義は、相手の意思に反して不快や不安な状態に追い込む性的な言動による不利益を指し、「対価型」と「環境型」がある。

対価型セクハラは、上司や先輩、取引先の担当者など、仕事において立場上強い者が、下の者に性的な関係を要求したが拒否されたため、解雇したり、配置転換したり、取引停止に追い込んだりといった場合が該当する。

環境型セクハラは、上司が腰や胸などにたびたび触ったり、性的な内容の情報を意図的かつ継続的に流布されたり、職場にヌードポスターが張ってあったりすることで、精神的苦痛を感じ、就業意欲が低下し、業務に専念できない状態を引き起こした場合が当てはまる。

職場におけるセクハラを防止するため、厚生労働省 は、セクハラに関する正しい知識の啓発や、セクハラ防止の明確化、相談窓口の設置など、10項目の指針を発表して、セクハラの防止に努めている。

しかし、相手の体を触るのは比較的わかりやすいが、どんな発言がセクハラにあたるのか? 飲み会の場での猥談はセクハラになるのか?など、どこからがセクハラなのかは、法律で規定できないため個別のケースごとに判断するしかない。

トラウマになって日常生活に悪影響を及ぼすなど、被害者にとってセクハラは深刻な問題でもあることなど、セクハラに関する正しい理解が、加害者にならないための第一歩といえるかもしれない。

「節度」という言葉をもっと大切に

セクハラはダメ。でも一方で、「セクハラ」という言葉は“便利なワード”になったよね。異性間の話で少しでも不快になったら「セクハラです!」となる。

本来は不利益を被った場合がセクハラに相当するのであって、不快になるのはハラスメントではないだろう。不快になったのを伝えても、同じことを繰り返すならセクハラだけどさ。例えば、女性に「キレイだね」というだけでも、相手の捉え方ひとつでセクハラと言われる。こうなっては、もう異性に対して何も言えなくなる。

セクハラに限らないけど、ハラスメントにあたるのではないかと、みんなが萎縮して発言や行動を控えるようになったら、それは好ましくない。コミュニケーションが阻害されるし、本音を言えなくなると鬱積して心身に悪影響をもたらすかもしれない。

人を傷つけてまで本音を語る必要はないけれども、自分の考えや思いを自由に伝えられない社会はダメだよ。単純に息苦しい世の中になってきている。「節度」という言葉をもっと大切にした方がいい!

 2018.04.20更新

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