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日本では「工業株30種平均」を指す

インデックス・プロバイダーのS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表するアメリカの代表的な株価指数。ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)に上場する米国株のうち、厳選した銘柄の平均株価をリアルタイムで算出したもの。

「ダウ工業株30種平均」「ダウ輸送株20種平均」「ダウ公共株15種平均」の3つに業種に分けられ、さらにこれらをまとめたものとして「ダウ総合65種平均」がある。日本でNYダウ平均株価と呼ぶのは「ダウ工業株30種平均」のことで、ウォルト・ディズニーやコカ・コーラ、マクドナルド、ナイキ、アメリカン・エキスプレスなど、世界的な企業が名を連ねている(2018年4月)。

工業株30種平均の構成銘柄は、時代に合わせて入れ替えが行われており、1999年11月に初めてNASDAQ上場企業からインテルとマイクロソフトが選ばれるまでは、NYSE上場企業のみで構成されていた。

2018年4月現在は、アップル、シスコシステムズ、インテル、マイクロソフトの4社がナスダック市場から選ばれている。1896年の算出開始から現在まで構成銘柄に残っている会社はゼネラル・エレクトリック(GE)のみ。

構成銘柄が少なくても問題ない

日本でいえば「日経平均株価」にあたるものなんだけど、日米どちらも経済指標として大きな役割を担っているのに、民間が算出している数値が公式なものになっているのが面白い。

日経も225種の平均だし、ダウも30種の平均。選び方で内容が変わってくるだけに、問題ないのか?と思うよね。ダウの30種が少なすぎて、アメリカ経済の現状を反映しているのかという意見もあるけれど、同じ業界の株価は基本的に同じような動きをする。

不祥事でも起こさない限り、その企業だけが下落してほかの同業種の株価が上がるなんてことはないからね。それを鑑みれば、ダウの30種銘柄は、どれも業界を代表する企業ばかりだから、アメリカ経済の動きを計るのに不都合はないと思う。途中からNASDAQのIT業界を取り入れて、斜陽産業は構成銘柄から外れているようだし。

 2018.5.14更新

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