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MBOえむびーおー Management Buyout、経営陣買収

被買収のリスクを回避できる経営陣による企業買収

企業の経営陣が株主から自社株式を譲り受けたり、買い付けたりすることでオーナー経営者として独立するM&A手法のひとつ。

グループの経営方針により親会社が子会社や事業部門を切り離す際、経営陣が株式を取得し、会社から独立するために用いられることもあるほか、会社の代表者や役員が現オーナーから株式の譲渡を受け、オーナー経営者となることで事業承継をする際にも活用される。また、株式公開のメリットが薄いと判断した上場会社が、株式を非公開にするための手段としても使われる。

MBOのメリットとしては、経営陣が大株主になることにより、従来の経営方針や雇用方針が継続できる。また、上場廃止にすることで、被買収のリスクを回避し、短期的な市場の声に惑わされることなく、中長期的な経営戦略が保てることなどが挙げられる。

なお、経営陣が十分な自己資金を持っていない場合、買収企業の資産や将来のキャッシュフローを担保として投資ファンドから出資を募ったり、金融機関から借入れたりといった金融支援を受けるケースが多い。

アクティビストを追い出す考えでは経営は好転しない

MBOや企業買収など大規模な株式移動が発生する場合は、必ず公開買い付けをしなければいけないと法律で決まっている。MBOの際の買い付け価格は「過去3カ月の平均株価の30%増し」といった具合にプレミアがつくのが通例だね。そうしないと、納得して売却してくれない。

中には買い付け価格に納得しない人もいて、売却を拒否するケースも。けれども、2014年の会社法改正で、議決権の90%以上を持っている特別支配株主は、全部の株式を強制的に買い取る権利があるとされた。

アクティビストを追い出して、のんびりと経営したいがためにMBOをして上場廃止にする企業もあるけれども、そんなことしても、経営が好転するはずがない。次の金主(資本主)に同じようにせっつかれるだけだよ。企業経営はそんな甘くないよ。

現在の経営陣が株式を買って非上場にするのがMBOで、会社が株式を買収して償却する「自社株買い」とは似ているようでまったく違う。自社株買いは、株主に利益を還元するために、発行株式総数を減らして一株あたりの価値を上げるのが狙い。

 2018.06.08更新

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