SDGsえすでぃーじーず Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標
持続可能な世界を実現するための17の目標
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月にニューヨーク国連本部において、150を超える加盟国首脳が参加して開催された「国連持続可能な開発サミット」で決められた国際社会共通の目標。「17の目標(ゴール)」と「169のターゲット(具体目標)」から構成される。
2000年に国連のサミットで採択された「MDGs(Millennium Development Goals/ミレニアム開発目標)」が2015年に達成期限を迎えたことを受けて、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に引き継がれた。
「貧困の撲滅」「生涯学習の促進」「ジェンダー平等の達成」「生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)の促進」「国内及び各国間の不平等是正」「消費生産形態の適正化」といった17の目標を達成するために必要な具体的な政策が、各目標に5から10程度、計169設定されている。
日本 では、全国務大臣を構成員とする持続可能な開発目標(SDGs)推進本部を設置し、政界、NGO、NPO、有識者、民間セクター、国際機関、各種団体等の関係者が集まり、意見交換を行うSDGs推進円卓会議を定期開催している。
2017年7月に国連のシンクタンクが発表したSDGsに対する取組の進捗度ランキングで、日本は157カ国中11位に入った。ジェンダー平等や消費生産形態の適正化に関する項目などの取り組みで後れを取っている。上位には、スウェーデンやデンマークなど北欧諸国が名を連ねた。
貧富の差はあってもいいが貧困は撲滅すべき
全世界でSDGsが実現すれば、テロもなくなり平和な世の中が訪れるだろう。争いごとの一番大きな原因は、「貧困」だから。貧富の差はあってもいいと思うが、貧困は撲滅すべき。貧困は犯罪や病気を生むし、貧困が原因でわき起こる不平不満は社会を混乱させる深刻な事態につながることもある。
“一億総中流”を目指していた日本では、貧困は撲滅された感もあったが、最近はワーキングプアの問題が取り沙汰されるなど、日本も貧困を考えなければならなくなってきている。
でも、一筋縄ではいかないよね。日本も推進本部を設立して、積極的に実現へ向けて推進しているけど、掛け声だけで終わらないように具体的な施策にまで落とし込んでほしい。安倍政権が進める「働き方改革」「生産性革命」「一億総活躍」なども、SDGsを実現するためといってもいい。ちゃんと国民の声に耳を傾けて、SDGsを実現するための政治を続けてほしいね。最近少し危ういけど……。