ネトウヨねとうよ ネット右翼
ネットの掲示板などで、右翼的、国粋主義的、国家主義的、復古主義的な主張をする人たちを指す「ネット右翼」の俗称。具体的には韓国や中国に嫌悪感を持ち、政府関係者の靖国神社公式参拝や憲法9条改正を支持するといった傾向がある。しかし、右翼思想家や保守系の知識人の中には「ネトウヨを愛国者とは認めない」との見解を示す者も少なくない。
近年になって使われるようになった新しい俗語であるため、明確な定義が存在しない。そのため、ネトウヨをニートや引きこもりなどの負け組あるいは負け組予備軍と主張する見解もあれば、1966年~1970年生まれのいわゆるバブル末期世代であるとの意見もある。匿名性が高いネット上での話であるため、ネトウヨの偏った意見がデマとして流布することもあり、ネトウヨの存在を問題視する人もいる。
ネトウヨに対し、左翼支持者を侮蔑の意味を込めて「パヨク」と呼ぶこともある。
ネットって、自由で広いように錯覚するけど、最近はサーチエンジンのせいか同じものばかりが集められる場所に変わってしまった。Facebook広告が効果的だとされる由縁はそこにあって、Facebookでつながっている人は、基本的に趣味や主義主張が近しい人。趣味が近い人が集まっている場所に広告を打てば、反響があるのは当たり前。それってなんだか怖い話だと思う。
何でFacebook広告の話をしたかというと、ネトウヨも同じような主義主張の人が集まっているから、自分たちの考え方があたかも正義であるかのような錯覚を起こすと思うんだよね。集団というのは、反対する人間がいないとどんどんエスカレートするもの。だから、ネトウヨは過激になっていくんだと思う。
ネトウヨと呼ばれる人も、ネットの外では右翼でもなんでもなかったりするもんだよ。ネットってそういう場所。だから、新興宗教に騙されている人と精神構造は同じなんじゃないの。
アメリカのティーパーティー運動も同じだけど、ネトウヨの主義主張が社会の大きなうねりになることはないと思う。偏った考え方の持ち主だけの集まりで終わる。ネトウヨは、ネットが生んだ似非右翼だよ。