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フェイクニュースふぇいくにゅーす 虚偽報道

意図した方向に導くための虚偽報道

主にネットメディアで発信される事実と異なる報道のこと。TwitterやFacebookといったソーシャルメディアにおける投稿を含む場合もある。

ネットが発達した2000年代以降、アフィリエイトによる金銭目的で、記事と関連性の薄い扇情的なタイトルを付け閲覧者のクリックを誘う「クリックベイト」(いわゆる「釣り」)や、単にネット上で注目を浴びたいがために虚偽の情報を発信する人たちが登場。

SNSが発達した2010年以降には、検索サイトのアルゴリズムの最適化が向上した結果、事実か否かにかかわらず見たい話題しか検索で引っかからなくなる現象が発生し、フェイクニュースはSNSで爆発的に広まるようになった。

2016年の米大統領選挙において、トランプ米大統領の支持者向けの偽ニュースサイトが乱立。「クリントン氏がイスラム国(IS)に武器売却」「オバマ氏がクリントン氏不支持」などの反クリントンのデマが流れ、これらのフェイクニュースが選挙結果を左右した可能性があるともいわれる。Facebook、Twitter、Googleなどは、フェイクニュースの拡散を止められなかったとして批判を浴びた。

新聞・テレビ・雑誌などのマスメディアにおいて、初めから虚偽であることを認識した上で行う報道や、推測を事実のように報道するなど、故意の虚偽報道は捏造報道と言われることもある。

また、ある事実の前後を省いたパーツだけを切り取ったり、一方的な主張のみをしたりする報道「偏向報道」をフェイクニュースと指摘する声もある。

ネット時代の今、むしろ手に入る情報は制限されつつある

ちまたで言われているフェイクニュースは、単なる嘘のニュースという意味ではなくて、人々を誤った方向へ導くために意図的に流されるニュースのことなんだと認識している。東スポの宇宙人ネタや虚構新聞の記事はフェイクニュースとは呼ばないだろ。

1989年に朝日新聞のカメラマンが、沖縄県西表島の珊瑚に落書きして記事をでっち上げたのも、捏造記事であって、フェイクニュースというのとは違う気がする。

マケドニアの若者が2016年の米大統領選挙で、トランプ米大統領の支持者向けにフェイクニュースを流して荒稼ぎしたという話を聞いたけれども、トランプ大統領の支持者はファクトチェックもせずにニュースを拡散させるから、フェイクニュースが現実の世界に影響を与えるようになってくる。

ネット時代の今、むしろ手に入る情報は制限されつつある。社会に分断が起きていて、自分と同じような主義主張の情報ばかりが集まってくる。するとフェイクニュースも真実であるかのように思えてくるんだろうね。

とはいえ、フェイクニュースが選挙結果に影響を与えたとは思わない。アメリカ国民だって、面白半分に拡散させたけれども、フェイクニュースがきっかけで「トランプに投票しよう!」とはならないでしょう? さすがに……。

 2018.06.08更新

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