×

用語キーワード

南シナ海問題みなみしなかいもんだい 南沙諸島問題

中国、台湾、ベトナム、マレーシア、フィリピン、ブルネイの6つの国と地域による南シナ海の領有権をめぐる争い。

南シナ海には多くの島や岩礁があり、周辺国が領有権を主張し実効支配しているところもある。特に中国は、南シナ海の地図上に「九段線(きゅうだんせん)」という境界線を一方的に引いて、多くの海域を自国のものだと主張している。

さらに、中国は実効支配する南沙諸島の7カ所で岩礁などを埋め立てて人工島を造成。そこに滑走路や港を建設しようとしている。中国は「災害救援などのため」と主張するが、周辺国は軍用機や軍艦が利用する可能性を危惧し、将来的には南沙諸島が中国によって軍事拠点化され、南シナ海への軍事的な支配を強めることに懸念を抱いている。

これに対し、アメリカは基本的に領有権紛争にはかかわらないスタンスを取りながらも、南シナ海での中国の軍事力強化が「航行の自由」を脅かすとし、同盟国のフィリピンなどを支援し、中国をけん制している。

南シナ海は、原油などの海底資源が豊富とされているだけでなく、東アジア向けの石油タンカーなどが航行する重要なシーレーンでもあり、中東の石油に頼る日本にとっても重要な海域。

2016年7月12日、国際司法裁判所は、中国によって自国の排他的経済水域内で漁や開発する権利が侵されていると提訴したフィリピン側の主張を全面的に認め、南シナ海にある岩礁を、島ではなく「岩」とする南シナ海判決を出した。これにより、南沙諸島は法的に排他的経済水域および大陸棚を形成しないことが国際的に認知された。

中国はこの判決を全面的に拒絶していて、今なお実効支配を続けている。

中国は力で奪おうとしているよね、南シナ海を。やってることは強盗と同じだからダメなんだけど、領土は実効支配している方が強いという悲しい事実もある。 領土・領有権の問題は、当事国同士で解決するしかない。

南シナ海問題については、第3者の立場にあるアメリカやロシア、欧州、日本は口出しできないんだよな。 当事国が中国でなかったら、アメリカとロシアは首を突っ込んでいると思うけどね。中国に配慮しているんじゃないの。アメリカの不利益につながると思ったら、アメリカはもっと前面に出てくるはず。それこそ、北朝鮮やイラン、イラクのときみたいに。

中国は本当に力をつけた。アフリカに投資したり、ミャンマーに電力を供給したり、着々と世界中で支配を進めている。日本人の僕から見ていれば、やり方が強引で腹が立つけど、力でねじ伏せるのも国際関係の力学に立脚し周囲をうかがいながら進めている。本当にしたたかな国だよ。

 2018.02.26更新

南シナ海問題に関する記事

    南シナ海問題に関する記事は見つかりませんでした

知りたい用語・キーワード

  • カテゴリー別
  • 50音別
政治
経済
社会
ビジネス
企業
技術・科学