公明党こうめいとう
仏教系の宗教法人「創価学会」を母体として、1964年に大衆福祉の実現を目指して結成された政党。1993年に成立した非自民野党による細川内閣で、公明党は結党29年にして初めて与党に参画。
その後一時、「公明新党」と「公明」に分党し、地方議員は党職員とともに「公明」に残り、衆・参議員は新進党に合流したが、新進党分裂後、1998年に「公明党」として再集結した。
1999年には自民党と自由党の連立政権に参加。自由党が連立政権を離脱した後は、民主党政権時代に野党になった以外、自公連立政権を維持している。
結党以来、福祉や社会保障に力を入れており、自らを“福祉の党”と呼ぶことも。過去には、「年金100年安心プラン」を主導し、高齢者、低額所得者、子育て世帯等の住居に配慮する住宅セーフティネット法を推し進め、障害者自立支援法の成立にも尽力した。男女共同参画や選択的夫婦別姓も強く推進している。
公明党によると、あくまで創価学会とは政党と支持団体の関係だというが、約800万世帯といわれる創価学会の信者が公明党の選挙活動・投票にかかわっているとされることから、憲法20条における「政教分離原則」に反するのではないかという声は依然としてある。
政教分離の問題はひとまず脇に置いておくとして、近視眼的な政策ばかり打ち出すのが我慢ならない。国家の根幹にかかわるような政策を何ら言わない。「年金100年安心プラン」なんて、その最たるもの。
年金制度なんて5年で崩壊するかもしれないのに、どうやって100年も持たせるんですか? 具体的な話がまったく出てこない。耳ざわりのいい言葉をアピールしたいだけ。
最近主張している「私立高校の無償化」も意味不明。教育にお金がかかるのが少子化の原因だと思うなら、公立高校を充実させればいいだけの話で、なぜ私立高校を無償にしなければいけないの?
自民党が野党になったときに、民主党にすり寄らないで自民党と野に下ったのは評価するけど、新進党と連立政権を組んで以降、与党に居続けている。そのためには、手段を選ばない。
都政でも都民ファーストとくっついていたかと思うと、小池百合子氏に陰りが見えたら、また自民党にすり寄り始めている。それって、節操が無さすぎないか?