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共働きともばたらき

専業主婦世帯数との差は広がる一方

世帯において夫と妻の両方が働いて収入を得る共働き世帯は、1992年に初めて専業主婦世帯数を上回り、増加を続け、1997年以降は共働き世帯の方が多く、その後も差が広がり続けている。

1986年施行の男女雇用機会均等法以降、女性の雇用環境は整備され、家庭に対する価値観の変化も女性の社会進出を後押し。女性が結婚しても仕事を辞めず、働き続ける世帯が増加した。

近年は共働きで子どもを意識的に作らない「DINKs(ディンクス)」と呼ばれる世帯も増えている。また、夫の収入で家計を賄い、妻の収入は小遣いにする夫婦も増えており、家計をひとつにするという元来の定義とは異なる形態の夫婦も珍しくなくなった。

家電製品の普及による家事労働の軽減や簡素化は“家事シェア”を広め、男性の育児休暇取得などで子育ての負担を分担できるのも、共働き世帯の増加に一役買っているかもしれない。

共働き世帯が増えている原因・理由は何?

共働きする理由ってなんだろう? 専業主婦で家にいるのがつまらないから? 自分たちが思い描いている水準の生活を維持するために世帯収入が足りないから? プラスアルファの収入でワンランク上の生活をしたいから?

昔は世帯主が働けば家族を養っていけたのに、今の世の中は夫婦ともに働かないと家族を養えないのかな。たしかに昔よりも生活にお金がかかるようになったのは事実。昔は家族で旅行なんてそんなに行かなかったし、外食なんてほとんどしなかった。

スマートフォンみたいな高価な機器が必要だったわけでもなく、月額一人1万円の通信費もなかった。生活コストが上がっているのに、世帯収入が増えない、あるいは貧富が広がってむしろ低くなっている人たちがいる。だから、共働きするんだろうね。

政府としては、国内で発掘できる労働力は女性だけ。労働力不足の解消に向け、女性の社会進出、つまりは共働きを推奨する。そのため、子育てしながらでも働ける社会の実現へ向けてあれこれと政策を打っている。

けれども、やりがいを求めて共働きする人が増えているのと、生活できないから共働きする人が増えているのでは、意味合いが違ってくる。

生活できないから無理して働かないといけないのなら、配偶者控除を見直すなど政府が打つべき政策はあるだろうし、やりがいを求めているのなら、目いっぱい活躍できるように保育所や学童保育の充実を図るべき。共働きが増えている原因・理由を把握しないと、政策の方向性が決まらないだろう。

 2018.06.08更新

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