第2次世界大戦だいにじせかいたいせん
1939年から1945年まで、ドイツ、イタリア、日本を中心とする枢軸国陣営と、イギリス、アメリカ、ソ連(ソビエト連邦)、フランス、中華民国など連合国陣営との間で、ヨーロッパとアジア・太平洋を舞台の中心に繰り広げられた世界的規模の戦争。
1939年9月にドイツ軍がポーランドへ侵攻し、イギリスとフランスの対独戦争を皮切りに規模が拡大。枢軸国陣営が優位に立ち、デンマーク、ノルウェーを経て、ベルギーやオランダ、ルクセンブルクへ侵攻し、1940年6月にはフランスが降伏。ヨーロッパのほぼ全域がドイツの手に落ちた。
一方、太平洋では、1941年12月8日に日本がハワイの真珠湾を攻撃、アメリカ・オランダが日本に宣戦を布告し、太平洋戦争が勃発。日本の参戦に伴い12月11日にドイツ、イタリアがアメリカに宣戦布告し、世界を二分する大戦へと発展した。
独ソ戦争においてソ連への侵攻に失敗したドイツは、ソ連、アメリカ、イギリスの連合国に追い詰められ、1945年5月に降伏。
東南アジアまで占領地を広げていた日本も、アメリカを中心とする連合軍に占領地を奪還され、1945年4月に沖縄本島へアメリカ軍の上陸を許す。その後、1945年8月6日に広島市へ、1945年8月9日に長崎市に原子爆弾が投下され、1945年8月15日、ポツダム宣言を受諾して無条件降伏し、大戦は終結した。
国際法上、戦争は軍隊同士の戦いで、市民を巻き込んだ第二次世界大戦は異例。東京大空襲だって原爆投下だって、多くの市民に犠牲者が出たのは、ありえない話だよ。
「勝てば官軍」とはいうけど、アメリカが戦争に勝ったから罪を問われないだけで、とんでもないことをやってくれたと思うよ。
アメリカの経済制裁によってエネルギー源である石油を絶たれ、にっちもさっちもいかなくなった日本は、アメリカと戦争しなければならないところまで追い込まれた。
あの戦争を教訓にするなら、エネルギー安全保障をしっかり考える必要がある。原発の建設に踏み切ったのだって、プルサーマルに固執したのだって、エネルギーを自前で生み出せるようにしたいからだよ。
戦争は領土だけでなく資源の奪い合いでもある。中国が尖閣諸島に興味を示しだしたのは、海洋資源が眠っているのが発覚したからであり、その意味では、第二次世界大戦が勃発した頃と、プレイヤーこそ違えど世界の情勢は根本的に変わっていないよね。