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リーマン・ショックりーまん・しょっく

アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する世界的な金融危機。

リーマン・ショックの原因は、2007年のサブプライムローン問題をきっかけに起ったアメリカの住宅バブル崩壊。2008年の中旬になって資産価格の暴落を引き起こし、2008年9月15日、金融業界の中でも特に大きなリスクを取っていたリーマンが破産法の適用を連邦裁判所に申請、破たんした。

2008年3月に投資銀行ベアー・スターンズが経営危機に瀕した際は米政府によって救済策がとられたが、リーマンには適用されず、世界的な株価の大暴落が発生した。

負債総額が約64兆円という史上最大の倒産劇がもたらした日本への影響も大きく、米ドルが売られる反動で日本円が買われ、1ドル104円だった為替は急激な円高に見舞われ、2008年12月には87円まで日本円が買われた。円高の進行は輸出産業の業績に影響を及ぼし、輸出産業に支えられていた日本の株価も下落。日経平均株価は一時7000円を割る事態に陥った。

サブプライムローン問題でアメリカの金融界が揺れていたころ、政府による救済策がとられて、ファニー・メイやフレディ・マックなどの連邦住宅抵当公庫に財務省が公的資金をつぎ込んだ。それで一件落着するはずだったのに、リーマン・ブラザーズが経営破たんして、金融恐慌に発展してしまった。

リーマンは、自分たちは救済されるとたかをくくっていた。事実、買収の話も水面下で進められていたけど、米財務省はリーマンに公的資金を入れないと決定。それで終わり。リーマン・ブラザーズは破たんし、ウォール街の投資銀行や証券会社、保険会社、ヘッジファンドが市場から資金を引き揚げ、金融恐慌に陥ったんだ。アメリカ連邦政府も計算外だったと思うよ。そんな急激な資金の逆流が起こるとは思わなかったんじゃないかな。

リーマン・ショックの傷はさすがに癒えたかなと思うけど、新たな火種があちこちでくすぶり始めている。リーマン・ショックの影響で、日本企業は内部留保を積み上げて、金融恐慌に備えようとした。日銀は、異次元の金融緩和で市中の資金をじゃぶじゃぶにし、禁じ手のマイナス金利をまだ続けている。あちこちにバブルの目が生まれていて、引き金が引かれればリーマン・ショックのような事態になりかねない。

 2018.01.16更新

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