生産性革命せいさんせいかくめい
安倍政権が掲げる“新三本の矢”の目標である「名目GDP600兆円」「希望出生率1.8」「介護離職ゼロ」のうち「名目GDP600兆円」を実現するために掲げられた政策。「人づくり革命」に並んで2017年12月8日に閣議決定された2兆円規模の経済政策パッケージで、具体的な内容が公表された。
IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)を活用し、自動走行をはじめ、健康・医療・介護分野のIT化、FinTechの活用、建設現場の生産性向上を目指してICT技術を全面活用する「i-Construction」など、「第4次産業革命」を現実のものとするプロジェクトへの先行投資を促し、産業構造・就業構造の変革につなげようという狙いがある。
そのほか、通信インフラやサイバーセキュリティー対策の強化、データ共有・連携基盤の構築、大胆な省エネ・再エネ投資の促進なども盛り込む。
「人づくり革命」に比べれば、格段とわかりやすい政策だね。テクノロジーを生産力向上につなげ、国力の増大を図るという話。 日本人はモノを作るのは得意だけど、アイデアを生み出したり、それを発展させたりするのは欧米に比べると得意じゃない。
GoogleだってFacebookだって、技術力が生み出したものではなく、発想の勝利だと思う。日本人にもそれらを生み出す技術的な土台はあったはずなのに、過去にはそれができなかった。
だから、「生産性革命」を進める際は発想を大事にする姿勢がほしい。国家戦略特区などで規制改革を進めることでできることは増えると思う。法律や社会通念で縛ってしまうと、新しいアイデアが生まれず、仮に生まれても形にできないからね。
自動運転だって、規制でがんじがらめの日本では、遅々として進まないとある国会議員が嘆いていたよ。