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ベーシックインカムべーしっくいんかむ

すべての国民に対し、生活するために必要最低限の所得を、無条件に与えるという社会政策の構想。生活保護や税制においての配偶者控除などと比べたとき、際立つ特徴として適応対象が「世帯」ではなく「個人」であることが挙げられる。「年金」や「失業保険」のような条件つきの社会保険制度とも異なり、無条件にすべての国民を対象とすることで、受給資格審査など管理システムを必要としない簡素な制度である点もメリット。しかし、働かなくても収入を得られることで勤労意欲の低下、生活水準の低下、また年金や生活保護の廃止による受給者の収入減少といったデメリットを理由に反対の立場をとる人もいる。

最大の課題は膨大な財源の確保。試験的にベーシックインカムを実施しているフィンランドでは、実験対象者に毎月560ユーロ、日本円でおよそ7万5千円(2017年9月の為替レート)を給付しているが、同じ額を日本で給付したと仮定すると、およそ90兆円となる。2015年の日本の社会保障給付費(年金、医療費、福祉等)は約114兆円だが、いま現在運用している社会保障制度との兼ね合いなど、導入への課題は多い。

オランダのユトレヒトでも試験的に導入されるなど、ヨーロッパを中心に注目されているが、スイスでは2016年5月に、ベーシックインカム導入の賛否を問う国民投票が行われ、賛成23.1%、反対76.9%で否決された。

国民全員を平等に扱うあたりは、社会主義的な発想だよね。日本は社会主義的資本主義の国だから、日本人には合うと思うけど、小さな政府の信奉者の僕に言わせれば、本当にナンセンス。国から所得を保障されたら、国民はその分働かなくなるだけ。旧ソ連の「ソフホーズ(国営農場)」や「コルホーズ(集団農場)」じゃないけど、こんなことやったらソ連やかつての中国みたいに衰退するのが関の山。北欧で導入が検討されているというニュースを見たけれど、北欧は日本と違って小国だから可能なんだよ。日本みたいに1億人を超える人口でみんな平等にというのは無理なんだよ。

 2018.01.05更新

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