日米安全保障条約にちべいあんぽじょうやく 日米安保,日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約
正式名称は、「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」。1951年9月に、サンフランシスコ講和条約調印と同時に日米間で締結された。日本の安全を保障するため、米軍の日本駐留などを定めている。1960年に新条約へ改定され1970年に10年の期限が到来して以後は自動延長されているが、通告後1年で廃棄できる。
アメリカやその同盟国が攻撃された場合、日本の自衛隊は自国が攻撃されたのに準じ、適切な武力行使を行う「集団的自衛権」の是非が長く問題とされてきた。日本政府は「憲法9条は国際紛争解決の手段としての武力による威嚇または武力行使を禁じており、自国の防衛以外に武力行使はできない」としてきたが、2014年7月、安倍晋三内閣は「一定の条件のもとで集団的自衛権の行使は認められる」という憲法解釈の変更を閣議決定した。
日米安保に基づいて在日米軍の権限などを定める「日米地位協定」では、米兵らの犯罪について日米両国の裁判権が競合する場合、第1次裁判権は公務執行中の場合は米軍が、その他は日本側が持つと定められており、被疑者である米軍人の身柄は日本の検察が起訴をした後に引き渡されると規定されているため、日本側で十分な捜査ができないとの問題点が指摘されている。
北朝鮮、中国、ロシアといった日本が置かれている地政学的な問題を考えると、日米安保条約と在日米軍は現状、日本に必要だろう。武力はあまり好きじゃないけど、習近平やプーチンなど権力基盤を守るために平気で武力を使う為政者を見ていると、自衛隊や在日米軍の武力はある程度必要かなと思う。アメリカも日本に今以上の武力を持たれて言うことを聞かなくなっては困るし、日本の核武装化はアメリカにとって最悪のシナリオだろうから、現在の日米安保は維持するでしょう。中国、ロシアの台頭をけん制するには、便利な位置にあるからね、日本は。
でも、日米安保がある限り、日本はアメリカと対等になれない。日本の為政者それを肌で感じているはず。だから、安倍首相は何が何でも憲法9条を改正して国防軍を創設し、日米安保の更新を止めてアメリカと対等になりたいんだと思う。