森友学園問題もりともがくえんもんだい モリカケ
大阪府豊中市にある国有地が、学校法人森友学園へ格安で払い下げられた疑獄事件。加計学園問題とともに“モリカケ”と呼ばれ、安倍政権の説明責任を問う問題として語られる。公表された売却価格1億3400万円に対し、鑑定士による査定価格9億5600万円。約8億円もの差額があるとして、疑念の目が向けられた。差額の8億円はゴミの撤去代と財務省は説明。しかも、小学校建設を開始したところ地下からゴミがみつかったとし、森友学園は国から撤去代として1億3200万円を受け取っている。実質200万円で土地を手に入れたことになる。財務省が一連のやり取りの記録を破棄したことで、波紋がより一層の広がった。
新設される小学校の名誉校長に安倍晋三首相夫人である安倍昭恵氏の就任が決まっていたことや、理事長の籠池泰典氏が安倍首相の支援団体「日本会議」の幹部であることから、その関係も国会で取り沙汰された。2017年5月には、森友学園系列の保育園において、保育士が規定数に足りていないとされ、異例の業務停止令が下される。2017年7月、森友学園・籠池元理事長と、その妻で、学園が運営する塚本幼稚園の諄子元副園長が、補助金詐欺疑いで逮捕された。
森友学園に払い下げが決まった過程をつまびらかにすれば問題の無い話だろ。「資料が無い」とか「記憶に無い」とか、ロッキード事件じゃないんだからさ、関係者全員ちゃんとしろよ! 一つひとつの事象は正当性があって法の範囲内なんでしょう。事件の真相は僕にはわからないし「疑わしきは罰せず」だけど、グレーをグレーのままにしておくから政府の支持率が下がるんだよ。支持率が下がるのは、一連の流れにおいて国民が政府の説明に納得できていないから。役人たちは「説明しているのに伝わらない」と思っているのかもしれないけど、伝わらないのは伝える側の責任。あとは選挙が決めてくれるよ。
昭恵夫人が森友学園の名誉校長を務めていた話も特に問題ないと思う。でもね、詐欺で捕まるような人を見抜くぐらいの目は持った方がいいですよ。そこは残念だよね。加計学園の問題も同じだけど、安倍首相は「一点の曇りもない」と思っているだろうけど、権力者は誤解を生むような行動までしっかりと把握してコントロールしないとダメ。そうしないと、自分たちの権力基盤を危うくする。もう少し慎重に政権運営した方がいい。