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民主主義みんしゅしゅぎ デモクラシー

国の支配者はあくまで人民

人民が権力を握り、それを行使する政治形態。人間の自由と平等を尊重する立場を指す言葉でもあり、近代においては「国民主権」「基本的人権」「法の支配」「権力の分立」などが重要な要件となっている。

民主主義の基本は、民意の政治への反映にある。選挙で人民の代表、あるいは統治者(行政)を選ぶシステムであり、資本主義国家も社会主義国家も民主主義といえる。多くの人々の意見を反映できるが、一方で衆愚政治に陥る可能性もあり、民主主義の限界、欠点とされている。

日本やイギリスでは、行政府である内閣を議会の信任により成立させ、議会に対して責任を負わせる「議院内閣制」を採用。大統領を独立した選挙で成立させ、直接国民に対して責任を負わせる「大統領制」は、アメリカの政治体制として生まれた。アメリカ型の大統領制を採用する国は少ない。

実際の行政は首相が行う議院内閣制のドイツ、イタリアなどの国でも、儀礼・象徴的な大統領制を敷くこともある。また、フランスは直接国民投票によって大統領を選び、首相任命権、議会解散権などの強大な権力を与えている、議院内閣制と大統領制の混合形態とされている。

期限付きで独裁政治をするのが一番良い

民主主義を衆愚政治と揶揄する人もいるけれども、それは仕方がない。民主主義は結局、ポピュリズム(大衆迎合主義)なんだ。耳触りの良いことだけ言って、実行を伴わないからダメなだけであって、そもそも大衆が求めていることを実現するのが民主政治でしょう。

僕は民主主義を信奉するけども、絶対だとは思わない。何でもかんでもみんなで決めればいいというものでもない。サウジアラビアは王制を敷いているけど、だからこそバランスがとれているのかもしれないし。それぞれの国には文化や伝統に根差した事情があるんだから、君主制や独裁政治で国民が幸福になるなら、民主主義でなくてもいいと思う。

それなのに、アメリカは「民主化」の旗の下、世界中の国に民主主義を押しつけている。アメリカはいつも「自分たちだけが正しい」とおごっている。イラクなんて独裁者を排して民主主義を導入しようとしたら、無理やり抑え込んでいた国内問題が噴出して内乱状態になった。にっちもさっちもいかなくなって、すべてを放り投げてアメリカに帰った。あとに残ったのは、混乱だけ。ふざけすぎだろ!

独裁政治は強権を発動できるから問題を解決して前に進む力はある。でも、権力は長い間その座にいると腐敗する。これは絶対。だから、理想を言えば、期限付きで独裁政治をすれば、全体の幸福を実現できる。

アメリカ大統領は絶大な権力を持っているけど、2期8年しかできない。イギリスや日本のような議院内閣制の国は、政権の期限こそ定めてはいないものの、数年ごとの選挙で政権の継続が問われる。ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席は、憲法を捻じ曲げてまで権力の座に居座ろうとしている。あれは許してはいけないよ。

 2018.05.14更新

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