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金融庁きんゆうちょう

日本の金融の円滑化を図る監督者

金融機関の検査・監督をしていた金融監督庁と、金融制度の企画・立案を担っていた財務省(旧大蔵省)の金融企画局を統合し、2000年7月に発足した内閣府の外局。預金者や保険契約者、有価証券への投資者などの保護を図るとともに、日本の金融の円滑化を図る役割を担っている。

金融に関する制度などの企画・立案、民間金融機関の検査・監督のほか、銀行免許の交付、公的資金の投入決定などの権限も持つ。金融商品市場の取引ルール作りとその監視、企業会計基準の策定、公認会計士・監査法人の監督なども所管。

大手銀行は年1回、地方銀行などでは2~3年に1回の頻度で、健全な業務運営をしているかどうか確認するため、検査官が担当者などへの聞き取りや帳簿書類の閲覧などを実施する金融庁検査を行う。問題が発覚した場合は、業務改善命令や業務停止命令を出すほか、免許や登録の取り消しなどの行政処分を行うことも。

金融の複雑化で今後の役割は無視できない

内閣府の外局という扱いになっているけど、内閣府からは独立している印象がある組織。もともとは、大蔵省の銀行局や証券局といった、金融機関を監督する部署だったところが独立したんだよね。

昔は管理・監督する機関だったためか、大蔵省の銀行局や証券局は「箸の上げ下ろしまで指示する」といわれたくらいの規制官庁だった。でも、近年の金融庁を見ていると、民間の自由裁量に任せて経済原則に沿った形で導くことが経済の活性化につながるというスタンスで動いているようだ。今の金融庁は嫌いじゃない。財務省から切り離したのは正解。

仮想通貨に関していうと、国際基準を注視していると思う。コインチェックみたいな問題を起こしたところは指導するけれども、なるべく手出ししないで、世界の動きから乖離しない程度に加熱する国内の動きをけん制している。仮想通貨やフィンテックなど、金融庁が関係する分野も広くなり、かつ複雑さを増しているから、金融庁の今後の役割は無視できないよね。

 2018.5.14更新

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