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失業率しつぎょうりつ 完全失業率

ニートを数に含めない、労働力人口に占める失業者の割合

総務省統計局の「労働力調査」が全国約4万世帯を標本調査し、毎月発表される統計の指標。労働力人口に占める失業者の割合を示す。日本では「完全失業率」ともいわれる。

総務省統計局による完全失業者の定義は「仕事がなくて少しも仕事をしなかった者のうち、就業が可能でこれを希望し、かつ仕事を探していた者及び仕事があれば、すぐ就ける状態で過去に行った求職活動の結果を待っている者」となっている。

アルバイト、パート、派遣は労働力人口に含まれるが、仕事をする気のないニートは含まれないため、失業率にはニートの数は反映されない。若年層の失業率が高くなるのは、調査期間中に次のアルバイトを探している学生なども失業者に含まれるためである。

失業率は景気のバロメーターにもされている。日本の場合、1989年に2.6%だった失業率はバブル経済崩壊後の長引く不況で、2002年には5.5%にまで上昇。一時低下した後、リーマンショックの影響があった2009年に再び上がり、アベノミクスの影響か少子高齢化が原因か、2017年度の失業率は1993年以来の低水準である2.7%まで改善した。

ちなみに、日本の失業率は世界的に見て低いとされているが、失業率の算出方法は各国で異なっており、一概に低いといえない面もある。

“失業率ゼロ”は人手不足が進行しているだけ

2019年に“失業率ゼロ”になるといわれている。近代国家としては初めての事態らしい。これまでは失業率が低いのはいいことだとされてきたけど、失業率ゼロとなると話は別。完全雇用の実現だとかいわれているが、要するに少子高齢化の影響で人手不足が進行しているだけ。

日本の今後を考えると、失業率が上がるとは思えないし、むしろ失業率ゼロを深刻な働き手不足ととらえるべきだよね。雇用の問題は、失業から労働人口の創出に変わっていくんだと思う。優秀な人材の獲得競争は、今後も激化する。お金をかけて優秀な人材を集めた企業が勝ち組になっていくんだろうな。

ヨーロッパは昔から失業率が高い。算出方法の違いもあるんだろうけど、怠け者が多いのかなと思ってしまう。ギリシャなんて、国民みんなで昼寝しているんだろ(※)。働くことの意味も各国で違っているんだろうね。日本は真面目に働きすぎなんだよ。

※編集部注:「シエスタ」のことです。

 2018.07.23更新

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