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日本相撲協会にほんすもうきょうかい

1925年に財団法人として設立され、2014年に公益財団法人へ移行した相撲興行団体。主な事業は、年間6回の本場所と地方での巡業の相撲興行。本場所終了後3日以内に開催する番付編成会議において本場所の成績による力士の昇降を番付として決定。綱・大関・十両昇進力士は直ちに発表し、ほかは次回の本場所前に定められる新番付発表日に発表する。

そのほかにも、青少年・学生への相撲の指導奨励や相撲教習所、国技館、相撲博物館の維持運営などを行っている。

協会の構成員は、親方と呼ばれる引退した力士である年寄をはじめ、力士、行司、呼出、床山などである。年寄の人数は105人に固定されており、一定の条件をクリアした力士は「年寄名跡(年寄株)」と呼ばれる権利を有償で譲渡してもらうことで、引退後も年寄として協会に残ることができる。なお、協会の理事候補は年寄の投票によって選出される。

大相撲の人気低迷とともに近年は厳しい目を向けられることも増え、「時津風部屋力士暴行死事件(2007年6月)」「大麻問題(2008~09年)」「野球賭博問題(2010年)」などたび重なる不祥事は、さらなる大相撲の信頼低下を招いた。

2011年に発覚した「八百長問題」では、史上初めてとなる不祥事による本場所開催の中止にまで至った。また、相撲部屋での「かわいがり」と称する、心身鍛錬のために通常より厳しい稽古を行う指導・育成方法に対しても、現在は賛否両論がある。

2017年は、元横綱日馬富士が引退するきっかけとなった暴行事件に関して、理事の一人で被害者・貴ノ岩の親方である貴乃花親方と協会の確執が明るみになり、連日メディアをにぎわせた。

次から次へと不祥事を起こす団体だよね。大卒の力士が増えたとはいえ、基本的には相撲界しか知らない人間ばかりだから、社会的な常識が欠如しているのは、ある程度仕方のない話なのかもしれない。

理事長にしても、相撲一筋の人生を歩んできた人間だから、社会通念なんてわからない。相撲界の常識で動いているんだから。 今までに起きた不祥事は、すべて力士や親方など個人が起こしたものだと、きっと協会は思っているよ。法人として不祥事を起こして、本当に存続の危機を経験しないと組織の体質は変わらない。

法治国家として暴行事件は許せない行為ではあるが、協会の上層部の人間が「かわいがり」を耐え抜いて今の地位を獲得したもんだから、暴力体質は黙認され続けると思う。

相撲が神事だとはいえ格闘家を育てているわけだから、彼らの言い分も理解できる側面はあるよね。だからこそ、議論が巻き起こっているんだよ。

 2018.2.2更新

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