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全生庵ぜんしょうあん

東京都台東区谷中にある臨済宗国泰寺派の禅寺。「剣」「禅」「書」の達人として知られ、幕末から明治にかけて活躍した山岡鉄舟が幕末・明治維新の際に国事に殉じた人々を弔うために明治16年(1883年)に建立した。

本尊は、江戸城の守本尊であった葵正観世音菩薩。墓所には山岡鉄舟のほかに、明治の落語名人・三遊亭圓朝の墓もあり、毎年8月には「谷中圓朝まつり」が開かれ奉納落語が行われる。また、円朝遣愛幽霊画50幅を所蔵することから「幽霊画の寺」としても知られる。

坐禅会や写経教室が定期開催されているほか、第7世平井正修住職による新入社員研修・企業トップセミナー坐禅会も行われ、警視庁人事院などの官庁、並びに各種企業から好評を博している。

中曽根康弘元首相が毎週土曜日に坐禅を組むために訪れていたお寺。そんなわけで、政財界の人がいつしか訪れるようになり、全生庵に通う政治家の一人だった石破(茂)さんと安倍(晋三)さんをつなげようという話から、安倍首相も通うようになった。

中曽根さんは「捨てることが大事」と言っていたね。日々、いろんな情報をインプットするから、不必要なものはどんどん捨てないと、心身が持たない。そのために、坐禅を組むんだと。政経電論でも坐禅会を行なったことがある。

中曽根さんの事務所の人たちと仲が良かったので、僕も全生庵に足を運ぶようになり、住職とはかれこれ20年来の付き合い。十年間、厳しい修行を積んだ後、住職となり長きにわたって政治家や企業家を相手に心の平穏を説いているんだから立派だ。

全生庵に限ったことではないかもしれないけれど、国や会社を背負うリーダーにとって、自分と向き合い心の平穏を保つための時間を持てる場所は貴重なんだと思う。

中曽根さんや安倍さんなど著名な人が通うことで、多くの人が禅を通じて心の平穏を得られるなら、それはとても有意義なことだよね。

 2018.2.26更新

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