IR推進法あいあーるすいしんほう 特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律,統合型リゾート整備推進法、カジノ法、カジノ解禁法、カジノ推進法
カジノを含む、宿泊施設、テーマパーク、商業施設、会議施設、展示施設などを整備する統合型リゾートの設立推進の基本法。IRとは”Integrated Resort”の略。カジノが解禁となることから「カジノ法」と呼ばれることもある。
2013年12月に前身となる「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」が国会に提出された。2014年には超党派の国家議員によるIR議連が発足。3年間審議を重ね、2016年12月に「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」が施行された。IR推進法施行後1年以内をめどに、日本政府は「首相を本部長とする推進本部の設置」「カジノ規制の基準づくり」「ギャンブル依存症対策」などを盛り込んだ実施法案を策定する義務がある。
「地域経済の振興に寄与する」と目的が明示されており、東京、横浜、大阪、北海道など30を超える自治体がIR整備についての調査、検討を進めている。有力候補地に挙げられる大都市圏の大阪府大阪市や和歌山県和歌山市、神奈川県横浜市などに対し、北海道苫小牧市や釧路市、長崎県佐世保市などは地方創生を掲げてPR合戦を繰り広げている。大和総研の試算によると、横浜、大阪、沖縄の3都市につくられたと想定した場合、IR建設による経済効果は約5兆1千億円、運営における経済効果は年間約2兆円となっている。
競馬は好きだけど、カジノに関しては特に「欲しい」「必要だ」とは思わない。あってもいいんじゃないのというくらい。カジノ法をめぐる報道を見ていると、些末な議論が多すぎる。反対派はギャンブル依存症の問題を取り上げるけれども、ギャンブル依存症の人がみんな犯罪を犯すわけでもないから、法律の範囲内ならギャンブルに依存するのは彼らの自由。テレビのニュースを見ていても「カジノ=ギャンブル依存症」の話ばかり。ほかに議論することがあるだろうと思う。
反対派の見解によると、日本にはギャンブル依存症の人が多いんだとか。でも、日本にギャンブルは無いはずだよね? なのに依存症が多いというのはどういうこと? 競馬も宝くじもパチンコも事実上ギャンブルなんだけど、法律ではそうなっていない。問題にするなら、まずそっちを問題にするべきじゃないの。ダブルスタンダードは嫌いだ。それに、日本にギャンブル依存症が多いのは、パチンコ店が全国津々浦々まで浸透しているから。普通はカジノまで出向かないとギャンブルはできない。自宅の近所でギャンブルができる国は、世界中で日本だけ。そっちのほうが大いに問題だろ?